絵本実践シリーズ №1
『バケツのこおり』
木坂 涼 文/武田 康男 写真・構成
2022.1
バケツの氷は冬の楽しみ!!
みなさま寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。1月6日には関東でも雪が降り、東京に4年ぶりの大雪警報が出たのは記憶に新しいことと思います。そんな寒い日にぴったりの絵本『バケツのこおり』(ちいさなかがくのとも1月号)に刺激を受けて、氷作りに挑戦した男の子の実践報告です。
[あらすじ]
『寒い朝、庭のバケツに氷が張っていた。氷の表面にはいろいろな模様ができている。割らないように気をつけて取り出してみると・・・。裏側を見てびっくり!空にかざしてまたびっくり!!同じ日、同じ場所でもバケツによって氷が違う!?』自然の不思議を感じる写真絵本。
やってみました!でもなかなかうまくいきません!寒いと感じる日であっても意外と氷は張りませんし、張っても絵本のように持ち上げられるほどの氷になるのは非常にまれです。どのくらい水を入れるか・どこに容器を置くか・どんな容器に入れるかなどを試行錯誤し、やっとのことで持ち上げられるほどの氷を張らせることができました。
見てください、この満足そうな表情を!
身近にあっても見過ごしてしまうものはたくさんあります。絵本が気づきをうながして好奇心をかきたてます。その興味関心が原動力となって実際にやってみる。楽しみながら試行錯誤する。自然の不思議さや美しさに感動する。その体験を共有共感してくれる大人がいる。こうして子どもたちの『かがくの芽』が育まれていくのだと思います。「ちいさなかがくのとも」は‘‘ふしぎなたね’’がたくさんつまっています。おススメです!!
ご紹介した氷作りの男の子のように、絵本から刺激を受けて「やってみたよ!」という方がいらしたら、営業担当者まで、ぜひお知らせください。